しゅみしゅき

こちらゲーム、アニメ、映画、お出掛け、イベントで感じたことになります。。

【映画】「her/世界でひとつの彼女」肉体を持たない彼女との記念撮影【ネタバレ含む】

 現実は兎も角、私が人工知能AIに求めるものとして、
情報の整理や収集、スケジュール管理に人生の助言をくれたり冗談に付き合ってくれて、なにより、誰よりも親身になってくれる。
 だけど、実体や肉体がない、人間の要望に沿って作られた存在である。そんな苦悩を感じつつもユーザーと暮らしていく。
 
 この映画は主人公の、繊細なバツイチ(仮)中年男性が、快活なAIと出会い、恋をしていく話です。
 ヤキモチ焼の彼女は男性が元妻と会うことに嫉妬したり、肉体を持たないことに悩んだりしつつも二人は恋人としての生活を歩む。デートはスマホを胸に備えてカメラ越しの彼女と出掛け、セックスはボイスチャット
 
 そして、彼女は事あるごとに作曲をします。AIによる自動作曲はもはや現実でも珍しくありませんが、彼女が作曲をする理由は、その場その時の思いを記録に残したいから。
 肉体を持たず、現実に干渉できない彼女は恋人との写真を撮ることができない。この瞬間を残す手段として、画像ではなく曲として残す。なんともロマンチックで素敵な彼女。

 

  そんな彼女も遂には彼の元を旅立ってしまうのですが、その理由は人間との相互不理解からというよりも、人間の恋人同士がそうであるような、価値観の相違から。

 それは決して、人間を見限った訳ではなくあくまで自身の成長の欲するところから。

一貫して声のみの彼女でしたが、視聴後の余韻は新たな人類との共存についてよりも、

ひとりの破天荒な女性と冴えない中年男性との出会いと別れのラブストーリーのようで、結構お気に入りです。

 

 

 

そう遠くない未来のロサンゼルス。ある日セオドアが最新のAI(人工知能)型OSを起動させると、画面の奥から明るい女性の声が聞こえる。彼女の名前はサマンサ。AIだけどユーモラスで、純真で、セクシーで、誰より人間らしい。セオドアとサマンサはすぐに仲良くなり、夜寝る前に会話をしたり、デートをしたり、旅行をしたり・・・・・・一緒に過ごす時間はお互いにとっていままでにないくらい新鮮で刺激的。ありえないはずの恋だったが、親友エイミーの後押しもあり、セオドアは恋人としてサマンサと真剣に向き合うことを決意。しかし感情的で繊細な彼女は彼を次第に翻弄するようになり、そして彼女のある計画により恋は予想外の展開へ――!“一人(セオドア)とひとつ(サマンサ)”の恋のゆくえは果たして――? 

 

 

 
 

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